今朝のNHKニュースの「けさクロ」で取り上げられていたのは、
30年にわたり、虐待防止活動を行っているそうです。
子どもの発達の遅れが、虐待につながる原因の1つなんだそうです。
先生が長年小児科で診察してらして、子どもの発達の遅れが虐待につながったケースが少なくなかったそうです。
井上先生は、虐待が深刻化する前に、親子関係に不安をもっているであろう親子を発見します。
そのタイミングが、1歳6ヵ月検診。
井上先生は、すべての子どもが受診する、1歳6ヶ月検診で、言葉の遅れがあるお子さんを見つけるそうです。
1歳6ヵ月検診で、4つ以上、意味ある言葉を話すことが出来るかどうかが、境目。
4つ以上の言葉を話せていない場合、その親子について、さらに検査をするんだそうです。
その検査っていうのが、
親子が遊んでいる様子をビデオでとる!
その後に、そのビデオを、井上先生とその母親2人で見ながら、子供とのかかわり方を井上先生がとっても具体的に、アドバイスします。
「ボールで遊んでるときは、その遊びに合わせて、グルグルーとか、ヒューとか、一緒にいってあげよう。」とか
「お子さんが遊んでるのに、別の遊びをお母さんが提案するんじゃなくて、一緒に同じ遊びをしてあげよう。」というようにです。
こういうことをしている小児科の先生って、日本に何人ぐらいいらっしゃるのかしら...。もっと増えたら、子どもに対する虐待件数も減るんじゃないかと思います。
井上先生の活動で、母親が子どもとの関わり方を変えたら、お子さんも、言葉がどんどんでてきたという親子も出演してました。
母親は、前準備も予行練習も研修も免許もなしで、いきなり母親として色んなことをしなくちゃいけなくなる。
こういう風に、理論じゃなくて、具体的アドバイス、やってみせてくれるアドバイス、もっと増えるといいなと思います。