小中学生だった私に、誰かが
「歴史は、歴史家の数だけあるのです。」と教えてくれたら
もしかしたら、興味をもって、勉強したかもしれません。
小さい頃から、歴史大嫌い。
授業もめちゃめちゃつまらない、っていうか、
聞いてなかったけど。
小さい頃はこう思っていました。
「歴史ってかったるいな、だって、教科書とか書いてる人は、昔のことは、実際に見てないでしょ、なにも。
タイムマシーンで戦国時代にいき、
織田信長のとなりに透明人間になって、
会話を、なになに?と聞き耳をたてて、
ホンネ、
聞いてないでしょ?
結局、推測じゃん、すべてがさぁ。
証拠ないじゃん。
で、
これから、色々また発見されたら、
歴史解釈はまた変わるでしょ?
後で変わるんだったら、
私、今は勉強しない。
変わってから、勉強する。」
そして、
「ずっと歴史解釈は変わり続けるよな~?
だから、確定するまで、ずっと歴史は、勉強しない。覚えない。」
という勉強しないスバラシイ言い訳を見つけてしまったのです。
授業中や、教科書を読んでいるときの私の頭のなかは、
こんな風でした。
頼朝は、1192年に、いい国作っただろうけど、
なんで、1192年?
どこのどういう資料に、どう書いてあった?
資料がボロボロで、読み違えてない?
1192年っていう年も、後で変わるんじゃない?
それに、本当に、いたんかい?
源頼朝って。
人違いではない?
それとか、源頼朝って、何人かで順番にやってたのかもよ!
源頼朝って人が着てる服、
どこで、どうやって、誰が作ってたんだろう。
手数料いくらもらってたんかいな?
原材料はなんやろう?
ところで、源頼朝って、朝何時におきてたんだろう。
子孫いる?
いたら、どんな生活してんのかいな?
顔、似てるかな?
ひたすら空想していました。
毎日空き地で遊び、
本は全く読まない、
私のような野生児も学校に来てるんだよ
ということを学校の先生が分かってくれて、
親切にこんなことをしゃべっていてくれたら、
歴史大好きになってたかもなあ。
「歴史は、
むか~しのことを、
その時代にいったこともないおじちゃんたちが、
色々な資料を調べて、あーでもない、こーでもないと考えて
もしかしたら、こうなんじゃないかって作った、いわば、
ものがたり、と思ったらいいんだよ。
これ、ウソかもしれない!って、自分が思ったら、
それは本とか資料とかで、自分で調べられるんだよ。
人物名、年号と、色々覚えなくちゃいけないことは多いんだけど、
まあ、歴史家のおじちゃんたちががんばって作った最新情報を
1番簡単にしたのが教科書だから、これを基本に、
あとは自分が思う歴史を、本や資料を見て、作っていって、
いっこうにかまわないよ。
歴史家のおじちゃんたちは、みんなそうやって、自分が考える歴史説をもってるからね」と。
「歴史家は、歴史家の数だけある。」と。
さて、
今、小5の娘は、
「歴史ってさ、でも、誰も見たことないよね。本当のことなのかなあ。勉強しても、意味なくない?」
おーっと!
私と同じことを言ってるではないかー!
ヤバイ!
勉強しなくなるかもぉぉ!
と思ったけれど、
いやいや、小学生だった頃の私と同じじゃないから^^;!
なんたって、娘の読書量は並じゃないし、
本を読む習慣がついているので、
本を読ませれば、大丈夫だと思いまーす。
それに、歴史のマンガ本、沢山あるし、それを読んでもらって終了~。
ちなみに、一冊ずつ買うと割高なので、セットで買うのが良いようです。
角川の歴史人物、みなさん、美男子。「ちゃお」にでてきそうな美男子。女子はまりそうですね。
集英社のセット↓。
おなじみ、小学館↓。
そ・れ・で、
やっとでてきます、本日紹介します本。
もちろん絶版!1993年出版。図書館で借りるか、中古買うかしかないですね。
すごいと思ったことその①
文は、短く書こうとすればするほど、難しいですよね。
この本は、日本史の、古代、中世、近世、近代から現代、の各時代を、たった3ページから5ページで(子供用だからふりがなある、大きな字です^^)、おおまかに説明しています。
それがまた分かりやすいです。お見事!よくまとめてきた!私でも理解できる!と思って、誰が文を書いたのだろう、と見たら、
板倉聖宣という理学博士でいらっしゃいました。ウィキペディにも載っていらっしゃいました。
その②
指のはばでつくる「略年表」のつくりかたが書いてあります。
自分で歴史年表がかけるようになります。
指のはばでつくる年表は、高村紀久男さんという、高校の先生が考案されたものです。
お聞きになったことは、ありますか~?
検索してもでてこなかった…。
ので、この本で読んでご覧になってください。
ずっと前から、自分用の歴史年表を作りたいと思っていたので、
これを参考にして、地道に作っていくつもりです。
できたら、ブログに載せたいと思っていますが、いつになることか…。
これ、うん十年前にやってれば良かったのにな!