私は5年間ほど、小学校で読み聞かせのボランティアをしています。
先日は小学校3年生のクラスにいって、こちらの↓「あめふり」という本の読み聞かせをしてきました。
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音読しても10分以内におわります。
簡単なストーリーです。
ばばばあちゃんは、あめが降り続けるので、いやになって、あることをしはじめます。
それは、暖炉に、いらなくなったものをぼんぼんつっこんで、
火をたき続けることです。
そのうちすごい煙が空一面に広がると(3年生ここでおおはしゃぎ)、
雲の上にいたかみなりおにたちが、くしゃみをし、
かみなりおに達が立っていた雲も、くしゃみをし、
その雲がちぎれて、かみなりおにたちが、地上に落ちてきてしまいました。
この場面は、本を縦にして絵が描かれているので、本を90度、回して子ども達に見せます。
沢山のかみなりおにたちをみて、「あ、赤ちゃんもいる!」と子ども達はかみなりおにの赤ちゃんを発見しました。よく見つけるなあ~。
ちぎれた雲も地上に落ちてきて、かみなりおにたちが、雲をせんたくして、ほしているところで、おしまいです。
3年生だと、まだ反応があって、読みがいがありますねー。
読み始める前、廊下でまっていると、「誰のお母さん?」とか、「今日、絵本を読んでくれる人?」と、何人も、つぶらな瞳できいてくるので、かわいくてしょうがない。
さて、
さとうわきこさんと言えば、こちらの絵本は有名ですね↓。
1982年出版なんて、だいぶ昔ですねー!
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これは、たしか、小学1年生のクラスに読み聞かせをしました。
これは、10分で読み終わるのが、大変だった記憶があります。
この本のなかでは、かみなりおにの顔の目鼻がなくたったり、
そのあと子供達が目鼻を書いてやったりした場面で、
子供たちは笑っていました。
こちらは、2006年出版の、せんたくかあちゃんの2冊目。1冊目出版から24年後!
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さて、外国の絵本には、「あめのひ」という、ちょっと不思議な感覚の絵本があります。
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色調が暗いので、個人的には、ちょっと不気味?な印象を受けますが、
ストーリー性が、起承転結というよりは、1場面1場面が独立しているようなところもあり、個性的な絵本だと思います。
このページの次に、いきなりこういう場面になる?とちょっとびっくりするところもあり、
固定観念抜きにして、作者の感覚に沿って作ったのかしら、と想像してしまう絵本です。
作家のユリー・シュルヴィッツさんは、この「あめのひ」を書いた年に、『空とぶ船と世界一のばか』(↓)でコルデコット賞を受賞されています。
昔読んでみましたが、あまり私の印象には残りませんでした…。
「あめのひ」の、あの単調な色彩のほうが、強く印象に残ります。
教室で大きな声を出せるので、読み聞かせは、私にとってのカラオケ。
バンドで歌ったり、演劇部で演じたりする機会が今はないので、
読み聞かせでライブ感を楽しんでいます。
将来AIが、かなりの仕事を人間から奪うでしょうけど、
子ども達への読み聞かせはずっと続くと思っています。
なぜならば、
将来、AI、ロボット、スイッチ、に囲まれて生きるからこそ、
自分達の人間らしさを確認したくて、
人間によるライブ活動は活発になると思うからです。
(君達!呼吸してるよねぇ?エネルギー源は、電気じゃないよねぇ?俺たち、人間だものぉおお!イエーイ!)
子ども達への読み聞かせは、
人格をもった人間が、
声帯という器官を使って出す生の声で、
人格を持った子ども達に、
お話を読み聞かせるというライブですから。
AIさんたちには、そこは譲れないですねー。