災害が起きて人を吊り上げて救助しているのは 消防防災ヘリコプター。
ドクターヘリコプターは 人を吊り上げて救助することはできません。
私自身、ドクターヘリの仕組みなど、知らなかったので、読んでみました。
2018年7月25日第1刷発行で1年ちょっと前の本です。この本を書いた人は栃木県に勤務されています。
はじめに 20の質問がありそれに対して本の中で答えていくという形式です。
ドクターヘリのドラマがあったようですが、著者は、本当のことを知ってほしいので、この本を書いたそうです。
どんなヘリコプター?
ドクターヘリの中には、人工呼吸器、超音波診断装置、緊急気道確保セットなど、高機能な医療機器を搭載しています。
救急専門の医師と看護婦を乗せていち早く救急現場に出動します。
出動要請から、3分以内に離陸、そして、現場到着15分目標。なぜなら、15分ルールというのがあって、交通事故なので重傷を負った患者の救命率を上げるには、15分以内に適切な治療することが目標とされているのだそうです。
ドクターヘリは何機ある?
2012年に40機だったドクターヘリは、2018年3月現在で日本全国42都道府県で52機が活躍しています。 導入されていないのは東京都、石川県、福井県、京都府、香川県の5都府県。
これからもドクターヘリが増えるといいと思います。
そのほか、一日の出動回数、フライトドクターの仕事内容、フライトナースの仕事内容、フライトドクターになるには、どこに着陸するか、医薬品は搭載されているか、などが、分かりやすく書いてありました。
法律も、少しずつ、ドクターヘリを運用しやすいように、改正されてきています。
これを読んで医療や防災に興味を持つ子供が増えたらいいなあと思います。