こちら、思春期のお子さんを持つ人全員が読んだら、世の中、明るくなると思う。

何を言っても聞かない思春期の我が子が「ちょっと頑張ってみようかな」と言い出す シンプルな3つの秘訣
- 作者: 木村玄司
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 2018/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
木村玄司さんは、花まる学習会の高濱先生とか、親野智可等さんと、尾木ママみたいに、本をじゃんじゃん書いたり、テレビにでたりといった派手なことはしない代わりに、、、
さらに素晴らしいライブ講演を全国各地でしてるじゃないですか?!(テレビより、派手じゃん!)www.genjikimura.jp
しっかりと根を張った、大樹のような本でした!
同じ子供なのに、あどけなさが残る10歳までと、小学校5年生ぐらいからって「別人じゃないっ?!」と思うぐらいに 変わってきませんか??
今まで、こんなふうじゃなかった
対処の仕方がわからない
どう接してよいか分からない、
そういう方は、
この本を読んでみてはいかがでしょうか。
自分なりに なるほどって思ったところを記録してみました。
以下、まとめてみました↓。
思春期の子は、、、
〇思春期の脳みそは、大人とは比べ物にならないほど「衝動が管理」できない。電光石火でポンと言葉が出てしまう状態。要するに門番がいない。
〇学校では子供たちはあらゆることを求められ常にサバイバル状態である。
良い成績を取らなきゃ
部活でプレッシャーに打ち勝ち勝利しなくては
仲間外れにされないように友達とうまく付き合わなくてはいけない
先生に認めてもらえるように頑張らなくてはいけない
大好きなあの子に振り向いてもらえるようにオシャレにも気をつけなくてはいけない
どう接したらよいか、、、
秘訣1
理解と共感をする。
思春期の子は理屈や理論よりも、「感情的にどうか」がとても影響する。
かっこいいとか
楽しそうとか
自分もあんな風になりたいという
そういう感情が大きな原動力となる。
だから、普段どんな感情の状態かが、やる気や考えにとても大きく影響する。
ということは、普段から良い感情の状態にすることが大事。
その良い感情の状態を作るのが、親であるあなたの理解と共感
よく話を聞いて理解と共感をしてあげることは、子どもが落ち着くためにとても大きな効果を発揮する。
これのテクニックは
◎子供の好きな事をちょっとだけ調べてみる。 これはとても強力。
子供も大人も自分と一緒だと感じると嬉しくなったりその人を好きになったりするということが心理学の世界で言われていてなんだか良いなぁと無意識に感じます 自分が大切にしていることや大好きなことを一緒に共有できるとこの人なんか良いなぁと無意識に感じたりとても気持ちが高まる そして気持ちが高まると力が湧いてくる
◎ へーなるほどそれってどういうことが子供を元気にさせる
これは自分の世界を理解してもらえたと感じると元気が出るから。
◎ 思春期女子にはとにかくうなずく
うなづいて、うなづいて、ついつい話したくなってもやっぱり頷いて聞きましょう。女の子は話せば話すほど心が落ち着き、解決策も見えてきてよし頑張ろうとなりやすい。
◎ 失敗談を話す
あなたの失敗という経験がお子さんに癒しや勇気を与える素敵なお話に変わる瞬間です 一つ言えることは成功談を語る時より失敗談を語る時の方が子供たちは圧倒的に目を輝かせる
◎ 「なるほどね。」と一旦認めてから「お母さんの意見を言っていい?」で子供の聞く姿勢は激変する
あなたの言いたい事を一旦受け止めたよというサインを送ることがとても大切。
思春期の子供が、言葉で表現するかは別として、とても親と過ごす時間が楽しくなったり、すごく気持ちが良くなるから、何かを頑張ろうとする力も湧いてきたりする。
秘訣2
存在感を感じられるようにする
自分はこの家族の大切な一員なんだという存在感を、家庭の中でしっかりと感じられている子ほど、自分から前向きに頑張ろうとする。
刺々しい言葉を投げつけてくる思春期だからこそ、安心感が必要になってくる。
思春期真っ只中の子供の頭の中では、しっかりと「混乱」が起きている。
一体何が正しいんだ
自分は何がしたいんだ
本当にあんなこと言ってよかったのかな
部活、勉強、進路、習い事、恋愛、友達関係と、あらゆることを考えなくてはいけないまさにサバイバル 不安でいっぱい
子供にとっての心のガソリンスタンドになろう
これのテクニック
◎子供の写真を飾る特に笑顔の写真
◎ありがとうは最高の褒め言葉
ありがとうという言葉は一番すっと伝わる最高の褒め言葉
ありがとうと言われると人の役に立てた嬉しさを味わえますありがとうと言われると自分のことを認めてくれたように感じますありがとうと言われると自分のことが好きになります だから普段からありがとうと言われている子は自己肯定感が高まるし心が安定するし自信もつくし幸せな気持ちで過ごせるし人のためにもっと頑張ろうとするし本当に良いことづくしです ありがとうだと思春期の子も反発しようがないですよだからありがとうは親も子もとても幸せにする言葉です
◎思春期男子には「偉いね」より「さすがだね。」 男はプライドの生き物だから。
◎「相談なんだけど、、、」と子供に相談してみる
実は、相談はお子さんをいきいきとさせる。 親からの相談は一人前として見てくれている証拠のように感じる。大人の役に立ったぜ、という感じがするし、私の意見がお母さんや家族に影響を及ぼしている、と強く存在感を感じられる。 その存在感が自己肯定感や自信に変わり、色々なことに挑戦しようとするわけです。
◎月に1回簡単な「頼みごと」+「助かったぁ」と言う
この二つのセットは 子供に存在感と喜びを与え成長もさせる。
電気つけてくれる?
お母さんの箸取ってくれる?
テレビ消してくれる?
というような、本当に簡単でさっとできることからで良くて、それをやってもらったら「助かったなあ」っていう。
秘訣3
自分で決めさせる
思春期の子供は人から言われたことはやらない。
特に、親から言われたことを喜んでやろうとすることはなかなかない。
しかし自分で決めたことはやろうとする。
心理学の中で一貫性の法則というものがある 。「人は自分で言ったことはそれを守ろうとする」心理が働くということ。「 自分の中で言ったことを一貫させよう」という心理が自然に働くのだ。
例えば、9時までに宿題を終わらせなさいと言うとやらない。
でもいつまでに宿題やるのと聞いて、「うーん、9時までにやる。」と本人が自分で口にすると、9時までに宿題をやる確率はぐんと上がる。
自分で言ったことはやろうとすから、出来る限り自分で決めさせる。そうすると子どもも自分がなんだか尊重されている感じがする。 一人の人間として尊重されている感じがもてることはとても嬉しいことである。
テクニック
◎何日までにやろうとしているのと期限を聞いてあげるとより頑張ろうとする これは心理学の中で言われているデッドライン効果というものを応用している。 ポイントはさらっと聞く。
◎ 「何点目指しているの」数値化の魔法
◎ 「もしできたらどんなに良いことがあるんだろうね」
できたらどんな良いことがあるかイメージさせる
◎ 「どうしてそんなに頑張れたの?」と子供自身に理由を見つけさせると納得感と次へのやる気アップ。
◎ スマホやネットのルールは一緒に作って紙に書かせよう
大事なことは、ルールを一緒に決めるということ。しかも自分で決めて、自分でそれを守っていくという、将来に向けた良き習慣を作る機会にもなる。
順序としては
スマホを持つにあたってルールを一緒に決めることを伝える
スマホを持つことでどんなトラブルや障害が起こり得るかを具体例を交えながら説明する
それらを考えた上でどういうルールを作ると良いかお子さんに意見を聞く
お子さんと親とで折り合いがつくところまで意見を伝え合う
次にルールが守れなかった時のペナルティを決める
話し合いによって決まったルールとペナルティをお子さん本人に紙に書かせる
ルールを書いた紙をリビングなど親子共見られる場所に貼っておく
◎ママが口角を2 mm あげる^^;。
そうすると楽しくなる。
最後に、
「 恐れや不安を感じることがあるだろう。そういう時だからこそ感謝をするんだ。なぜなら、感謝は恐れや不安を打ち消してくれるんだ。人間は同時に二つの感情を感じることができないからね。」
これは、スポーツのトップ選手や有名な俳優経営者政治家など多くの人のメンタル面をサポートされていたある方が、教えてくれたことだそうです。
寝る前に、今日はどんなことに感謝できるかなと考えてみると、自分と子供が一層幸せになれる。
という、「感謝」することのすばらしさで締めくくられていました。
この人の、ライブ(?)、見てみたいなあ。